海外セレブの間で人気のバターコーヒーダイエットなるものが流行っているのをご存知だろうか?
バターを入れたコーヒーを飲むだけの簡単なダイエット法で、日本ではまだまだ馴染みが浅いが、TVや雑誌で頻繁に紹介されているのでなんとなく知っていたり、気になっている人もいるのではないだろうか?
バターコーヒーダイエットは主に女性向けのダイエット法として紹介されているが、男性が試してみても何ら問題ない。
さらにバターコーヒーの体臭改善効果についても検証してみたのでご紹介しよう。
バターコーヒーダイエットとは?
バターコーヒーダイエットとは、アメリカのセレブがこぞってやっているという最近流行りのダイエット法だ。使用するバターは、グラスフェッドバターという牧草だけで育てられた牛の乳から作られたバターを使用する。グラスフェッドバターの塩分は約3%と、一般的なバターと比べるとはるかに少ない特徴がある。
バターコーヒーダイエットは、コーヒーにバターを入れるだけで簡単に作れるのだが、ちゃんとした素材を選ばないと効果は期待できないようだ。
バターコーヒーは、ミルクや砂糖を入れる代わりに、バターを入れるだけのシンプルなコーヒーだ。バターは乳製品なので、コーヒーとよく合い、コーヒーにコクが加わることで美味しく飲めるようになる。
ダイエット効果として期待できる点は、グラスフェッドバターに含まれている不飽和脂肪酸を摂取できるからだ。また、コーヒーに含まれる成分のひとつクロロゲン酸は、脂肪を分解・燃焼しやすくして、体脂肪を減らしてくれる働きがあるのだ。
バターコーヒーのダイエット効果にはこのような理由があるのだが、バターは高カロリーなため、飲み過ぎには注意が必要だ。
また、バターコーヒーが体臭の改善にも効果が見込めるものかどうかまとめてみた。
バターコーヒーの体臭改善効果
バターコーヒーダイエットはその名の通りバターコーヒーを飲むことでダイエット効果を期待するものだが、体臭に悩んでいる人にとっても効果的な要因がいくつかある。そして、むやみやたらと飲むことは良くなく、やはり気をつけるべき点がある。
それらのポイントについてご紹介しよう。
抗酸化作用
バターコーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素による皮脂などの脂質の酸化を防いでくれる。その為、加齢臭から頭皮の臭いなど、酸化が原因となる体臭においての改善効果が期待できる。また、その抗酸化作用でアンチエイジング効果も期待ができるのだ。
リラックス効果
ストレスは汗や皮脂の分泌を増やして臭いの原因ノネナールを発生させたり、内臓の働きを阻害して悪臭を伴う臭い成分を体外に排出したりと、様々な体臭原因に関係している。
コーヒーの香りを好む人にとって、バターコーヒーはリラックス効果がある。リラックスした状態になると脳波の一種であるアルファ波が多く現れストレスの軽減に繋がるということだ。
消化不良の改善
ストレスや体調不良が原因で消化不良になると、食べ物が胃や腸で発酵して卵が腐ったような臭い(硫黄臭)が発生する。この硫黄臭の成分が汗に混じって身体の外に排出されると体臭の原因となる。
そんなとき、食後にバターコーヒーを飲むことで胃液分泌が活発になり消化を助けてくれるので、消化不良の改善に繋がるのだ。
ニンニクなど強い臭いを消す
ニンニクの臭いは、口臭として臭うだけでなく、血液に混ざってカラダを巡ることで汗や呼気として排出される為、体臭として発生することも多々ある。
バターコーヒーに含まれるフラン類という香り成分は、ニンニクやニラなどの強い臭いを無臭化する効果があるのだ。
バターコーヒーで体臭改善する注意点
バターコーヒーダイエットには、ダイエット効果だけではなく、体臭改善にも効果があることはわかったが、やはり飲み過ぎてしまうと逆に体臭の原因となってしまう。
そんな体臭の原因となる場合についてもご紹介しよう。
バターに含まれる皮脂の酸化による酸化臭や加齢臭
バターコーヒーを飲みすぎると皮脂が増えるというデメリットがある。カフェインの作用によって交感神経が優位になることで男性ホルモンが活発になる事や、バターに含まれる油分の摂りすぎが原因となり皮脂分泌が増える。そして、皮脂は外気に触れることで酸化されて油臭い体臭を引き起こすことになるのだ。
腎臓の機能低下による老廃物の蓄積
バターコーヒーを飲み過ぎると、腎臓に負担を与えてしまうことになる。腎臓が衰えて機能が低下すると、尿とともに排出されるはずのアンモニアなどの老廃物が体内に蓄積されてしまう。その結果、老廃物は血液へと流れ出して全身をめぐり、最終的に汗や呼気に混ざることで、アンモニア臭を伴った体臭や口臭を発生させるのだ。
血行不良による口臭やミドル臭
脂肪を燃やす効果があるクロロゲン酸は、鉄分と結合しやすい特性がある。その為、過剰なバターコーヒーの摂取は、体内の鉄を減少させて血行不良の原因となるので注意が必要だ。
カフェイン過剰摂取によるストレス
バターコーヒーを飲み過ぎるとカフェインの摂り過ぎとなって、眠れなくなったり睡眠不足の原因になる場合があります。充分に睡眠がとれないと、胃腸や肝臓などの内臓機能の低下から、ストレスの蓄積、代謝の低下、自律神経の乱れなど様々な問題の原因となって体臭悪化に繋がってしまうのだ。
バターコーヒーの効果的な飲み方
バターコーヒーをダイエット目的で飲む場合も体臭改善で飲む場合も、適切は量と頻度で摂取する必要がある。
適切で効果的な飲み方についてご紹介しよう。
食後の一杯が効果的
食後にコーヒーを飲むことで、胃液の分泌が促進されて消化不良などによる体臭の原因を予防することができる。一方で、空腹時などに飲んでしまうと胃液が過剰分泌されてしまい、胃が荒れて消化不良による体臭や胃液による口臭の原因になるので注意しよう。
飲む量は1日に1〜2杯まで
バターコーヒーだけでなく、コーヒー自体を飲むことが日課になっている人は、ついつい飲みすぎてしまいがちだ。
意識的に飲む量を調整するように心がけよう。
良質なバターを使用する
バターコーヒーダイエットの注意点として、バターを使用する際に、良質のバナーを使用することがポイント。粗悪なバターを使用すると逆に健康を害することになってしまう。
普段トーストに使うような有塩バターを使用してはいけない。有塩バターを使用すると、塩分の摂り過ぎとなってしまう。いくらダイエットができても、健康を害してしまっては意味がないので気をつけよう。
バターコーヒーで体臭改善できる? まとめ
バターコーヒーはダイエットにも体臭改善にも効果的な飲み物だが、いくら体臭対策に繋がるとはいえ飲み過ぎてしまうと逆効果となってしまう。飲む時間帯や良質なバナーとコーヒー選びなどを心がけよう。
また、当然のことだがバターコーヒーだけで肥満や体臭を改善できる訳ではない。
日頃からの適度な運動と体臭改善に効果的な食事、ストレス解消など、体臭の原因となる生活習慣を見直しながら予防していこう。そうすることで、持続的な効果を期待することができるのだ。
バターコーヒーをダイエット目的で飲むなら下記の記事で紹介しているチャコールバターコーヒーがおすすめ。
インスタントなので気軽に飲めて美味しいと話題のバターコーヒーだ。