体臭で何の病気かわかる?もしかすると大変な病気が潜んでいるかも!

加齢臭

体臭対策には健康管理こそが根本的な対策となることは、このサイトで幾度と紹介してきた。ここで忘れてはならないのが、体臭の影には病気が潜んでいるかもしれないということだ。

消臭サプリやデオドラント剤で臭いをごまかしてしまい、本当に気をつけるべき病気のサインを見逃す可能性もある。もしも申告な病気になっていれば、それこそ体臭どころの騒ぎではない。

これには十分に注意する必要があるので、今回は病気と体臭の関係性についてご紹介しよう。

油っぽい臭い

もしも、身体から油っぽい臭いがしている場合、脂漏性皮膚炎の可能性がある。

脂漏性皮膚炎とは毛穴から分泌される皮脂によって炎症が発生してしまうものだ。

ストレスや体調不良などによって皮膚のバリア機能が低下していると余計にかかりやすくなるので、皮脂が過剰分泌気味で敏感肌という人は脂漏性皮膚炎になっていないか気をつけよう。

卵が腐ったような臭い

卵が腐ったような臭いがする場合は、肝機能に関係する病気の可能性がある。

肝臓には、人体にとって有害な毒素から防御してくれるフィルターのような存在になっていて、肝機能が低下しているということはフィルター機能が弱っているということ。

これによって毒素や老廃物の排出が滞ってしまう可能性がある。

また、卵の腐ったような臭いだけではなく、ドブのような臭いがする場合もあるようだ。

もしも、こんな臭いが出ている人は肝機能の低下を疑ってみよう。

幸い肝機能はある程度まで回復させることができるので、お酒などを控えて肝臓をしっかりと労わる生活を続けることが大切だ。

硫黄臭がする

体から硫黄のような臭いがするという人は、消化器官になんらかの異常がある可能性が高い。

考えられる病気は、胃炎や十二指腸潰瘍、胃潰瘍などだ。大事にいたらないうちにしっかりと専門医の診断を受けることが重要になる。

これらの病気について、日々の不摂生によって少しずつ体に蓄積されていくことも多い。

体から硫黄臭がしているというのならば、根本的な生活習慣を見直す必要がある。

糖尿病にも臭いがある

糖尿病はとても怖い病気だが、糖尿病を患うことでも体臭が発生する。

糖尿病独特の体臭として、アセトン臭と呼ばれるものがあり、甘酸っぱい臭いがする特徴があるので、もし臭いがしたら注意が必要だ。

さらに、糖尿病によって腎機能が低下すると体からアンモニア臭がすることもある。

病気による体臭の変化

上記に紹介したような病気以外にも、体臭の特徴によって様々な病気を結びつく可能性がある。病気による体臭の特徴と病気の関係性についてまとめているので参考にしてほしい。

病気による体臭の変化一覧
病名 体臭の特徴
糖尿病 甘いにおい、甘酸っぱいにおい
胃の障害 酸っぱいにおい、卵の腐ったにおい
腎機能の障害 アンモニアのにおい
肝機能の障害 ネズミ臭、ドブのようなにおい
痛風 古いビールのにおい
ひどい便秘 便のにおい
慢性副鼻腔炎(ちくのう症) 腐ったにおい
メープルシロップ尿症 メープルシロップの甘いにおい
トリメチルアミン尿症(魚臭症候群) 魚が腐ったにおい
フェニルケトン尿症 カビのにおい
歯周病 腐ったにおい
ペスト 青りんごの腐ったにおい

まとめ

いかがだっただろうか?臭いは様々な病気のシグナルになっていることがあることはお解りいただけただろう。

そして、そのことを知らずに体臭対策ばかりを気にしてしまうと、病気のサインを見逃してしまう可能性がある。

命にかかわるような重大な病もあるので、体臭を気にすると同時にしっかりと自分の体調を察知して、対処していこう。