空腹時に、口臭がキツくなることがないだろうか?
空腹時に口臭がひどくなるのには実は原因がある。
もしお昼前の10:00~12:00やおやつタイムから夕食までの15:00~19:00頃に口臭が気になるようであれば、それは空腹による口臭かもしれない。
今回は空腹で口臭する原因と、すぐに試せる予防と対策についてご紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
お腹が空いている時に口臭がする原因とは?
空腹だとなぜ口臭がきつくなるのか?その原因を探っていこう。
空腹時は唾液の分泌量が減少する
人は1日に1~1.5Lもの唾液を分泌しているが、睡眠時や緊張しているときなどは唾液の分泌量が極端に少なくなる。
そして実は「空腹時」も同じく唾液の分泌量が低下してしまっている。
唾液には「口内の細菌を洗い流す」「バイ菌の繁殖を抑制する」「消臭」など人の体にとても役に立つ働きがあるが、唾液分泌量が低下してしまうと「口内を清潔に保つ力」も低下してしまうのだ。
口内の唾液が不足することで、口内が乾燥してドライマウスとなり「口臭発生」の原因となってくる。
膵液が分解されてガスが発生する
膵液(すいえき)とは膵臓で分泌される消化液なのだが、空腹時に多く分泌されるという特性を持っている。
しかもこの膵液は口臭の原因とされている。
空腹時は「胃に食べ物が無い」状態になっているが、そんな胃の中が空っぽの状態は「胃が膵液を分解」し、口臭の元となるガスを発生させてしまうのだ。
唾液の分泌量低下に伴う口臭、膵液が分解されるときに発生するガスが原因、それぞれ「生理的口臭」となるため誰にでも起こる可能性がある。
もし、そこまで口臭が酷くなければ気にすることはないだろう。
空腹時の口臭を防ぐ5つの予防と対策
人間なら誰でも出てしまう「生理的口臭」だが、できれば嫌な臭いの発生は防ぎたいものだろう。
次に、空腹時に出てきてしまいやすい口臭を防ぐための9つの予防と対策をご紹介しよう。
①水分をこまめに飲む
水分をこまめに補給することで「乾いた喉と口内を潤す」「空腹を一時的に改善する」といった2つの効果がある。
空腹時に口臭が発生するのは「唾液量低下」に加えて「胃の中が空っぽ」であることが原因なのだ。
胃の中を空にしないためにも、こまめに水分補給をすることによって症状が軽くなるだろう。
また、水分補給する場合の飲み物は「水」「ノンカフェインのお茶」をおすすめしよう。
糖分がたくさんのジュースやカフェイン入りの飲み物は、逆に体内の水分量を低下させたり口内環境を悪化させる可能性がある。
こまめに水分を補給することで「乾いた口内を潤す」「空腹を改善する」といった2つの効果が期待できるのだ。
空腹時に口臭が発生するのは「唾液量低下」に加えて「胃の中が空っぽ」であることが原因なので、こまめに水分補給をすることが良いだろう。
また、水分補給する場合の飲み物は「水」「ノンカフェインのお茶」がおすすめだ。
糖分がたくさんのジュースやカフェイン入り飲料では、逆に体内の水分量を低下させたり口内環境を悪化させて口臭の元になる悪臭ガスの発生も招いてしまう。
②間食をする
空腹時に口臭が発生する原因のひとつに「膵液が分解されることによって発生するガス」がある。
これは間食をすることで「胃の中が空っぽになる」という状態を避け、口臭の元になるガス発生の抑制にするのだ。
間食に適している食材としては「野菜」「こんにゃく」「カロリーメイト」など、できるだけ糖分が少なくて腹持ちの良いものを選ぶと良いだろう。
③たくさん喋る
よく話し、口を動かすことは「唾液腺」を刺激することにつながっていく。
家族や友人と楽しく会話をすることで唾液分泌量も増え、口臭予防につながるなんて素晴らしい。
「口臭が気になって誰とも話せない…。」
なんて思ってしまうのではなく、唾液をたくさん分泌させて口臭を防ぐためにも「よく話す」ということを意識してみよう。
④緊張・ストレスを避ける
緊張を感じたりストレスを溜めこんでしまうことで自律神経のバランスが乱れ、唾液の分泌量を低下させてしまう。
「緊張したら喉がカラカラに乾いた」「口の中がネバネバになった」という経験のある方も多いのではないだろうか?
それほど精神状態と口臭発生には深い関わり合いがある。
できるだけ緊張やストレスを避けて、精神的にリラックスできるように心がけてみよう。
⑤薬を服用している場合、主治医に相談する
「睡眠薬」「抗うつ剤」といった薬を飲んでいる人は、副作用で唾液分泌量が低下してしまうことがある。
唾液分泌量が低下すると、口臭にダイレクトにつながってしまうため、体調に合わせて薬は服用を検討しよう。
「薬の内服を辞めて口臭改善につなげたい!」という気持ちはわかるが、独断で判断するのではなく必ず医師の判断の元に実行しよう。
空腹が原因となる口臭の予防と対策まとめ
空腹時に口臭が発生してしまう原因は「唾液分泌量の低下」「膵液が分解されることによって発生する悪臭ガス」の2つが主だ。
どちらも「生理的口臭」になるので、「唾液分泌量を増やす」「胃の中に食べ物を入れる」といった対策である程度改善させることができる。
しかし、問題なのは身体の内部に原因があって発生する口臭なのだ。
「加齢」や「便秘」などによって引き起こされる口臭には、身体の中から臭いの元に働きかける「消臭サプリメント」が有効だ。
消臭サプリメントは、芳香成分や乳酸菌といった「消臭効果のある成分」を配合して身体の中から臭いの元をシャットアウトしてくれるサプリメントだ。
「息が薔薇の香りになった」「数日で口臭が気にならなくなった」という人が増えているので、日頃からのエチケットとしては最適だ。
空腹時の口臭を抑える対策と共にサプリメントも使用すれば、きっとスッキリ爽やかな息を手に入れられるだろう。